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ちぎり絵の素材「和紙」
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ちぎり絵の素材〜日本各地の伝統を受け継ぐ「和紙」
ちぎり絵に使用する「和紙」は種類も実に豊富なものです。実際には、原料となる
ものが少しでも違えば異なった和紙ということができることになります。
生産地の技術の違いによっても「和紙」の違いがでてきます。生産地
特有の和紙づくりの技法もあれば、原材料の違いも影響してくることもあります。
これらのすべてが「風合い」として違いに表れてくるため、微妙な違いを
含めると多種多様なものがあると認識しておくといいのかもしれません。
ただ一般的にはやはり原料となるものの違いで大きく「和紙」の種類が分類
されています。また、色づけの技法によっても、その種類が分類されている
ものも存在してます。
ちぎり絵に使うときには、この「和紙の素材感」と「色合い」の2つの要素が
とても大切になってくるのです。ちぎり絵の出来栄えを左右する要素ということですね。
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楮紙(こうぞし)
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クワ科の植物「楮(こうぞ)」から作られる和紙。繊維は太くて長く、表面が荒い感じになります。
丈夫なので障子紙や版画紙など多くの用途に使われています。
雁皮紙(がんぴし)
□雁皮紙(がんぴし)のページへ
チンチョウゲ科の植物「雁皮(がんぴ)」から作られる和紙。繊維は細くて短いので、薄くてなめらかな紙
ができます。筆の滑りがよいのが特徴。
三椏紙(みつまたし)
□三椏紙(みつまたし)のページへ
チンチョウゲ科の植物「三椏(みつまた)」から作られる和紙。繊維は細くて短く、
薄く丈夫な紙ができます。栽培が可能なので多くの用途に使われ、以前のお札は三椏紙で作られていました。
柿渋紙(かきしぶし)
□柿渋紙(かきしぶし)のページへ
和紙に柿渋をつけたもの。薄くつければ色付けに、濃くつければ柿渋の効果で丈夫になり、
防水にもなります。染物の型紙などに使われています。
その他”和紙”
◆雲竜紙
繊維の一部を太くして、模様のように見せたもの。光に透かすと風合いが生きるので、照明などに使われる。
◆板〆和紙
和紙を折り、一角に染料をつけて連続模様に染めたもの。
◆京千代紙
友禅染をまねて和紙を色とりどりに染めたもの。
◆江戸千代紙
浮世絵などで発達した木版技術を活かして作られた。模様は庶民の生活の中から生まれたもので、江戸っ子好みの粋な柄が特徴。
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